児童が近所でキノボリトカゲを見つけた確率は? 生き物いっせい調査 沖縄


児童が近所でキノボリトカゲを見つけた確率は? 生き物いっせい調査 沖縄 愛くるしい表情のキノボリトカゲを撮影した優秀賞「何か用かい?」(やんばる大好きさん撮影)
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 県自然保護課は17日までに、県内の小学4~6年生が夏休みに自宅や学校の周りで見つけた生き物をアンケートで答える「生き物いっせい調査」の2023年度結果を発表した。67校4051人から回答が寄せられた。かつて身近だったアオカナヘビ類とキノボリトカゲの確認率(全回答者に対する見つけた回答の割合)は、それぞれ前年度をわずかに上回ったが、低い数値のまま推移している。

 アオカナヘビ類の確認率は8・1%(前年度比1・1ポイント増)だった。調査開始した15年度は23・5%あった。キノボリトカゲは19・4%(同3・4ポイント増)。16年度に最高27・0%だった。同課は確認率は必ずしも生息密度を反映しているわけではないとして「調査を継続して増減を注視する」と話した。

 フォトコンテストが併せて開催され、愛くるしい表情のキノボリトカゲを撮影した、やんばる大好きさんの「何か用かい?」=写真=が優秀賞に輝いた。

 調査結果とフォトコンテストの詳細はウェブサイト「おきなわの生物多様性情報プラットフォーム」で公開している。

 (小浜早紀子)