双子や三つ子の育児に関するサポート事業を展開する沖縄多胎ネット(内間美沙紀代表)は、県内在住の多胎家庭(妊婦を含む)を対象に第1回多胎に関するアンケート調査を実施している。
今後の支援や事業展開につなげることを目的とし、対象者に協力を求めている。28日まで。
多胎家庭の状況把握や支援の必要性などについての実態調査で、結果を踏まえて当事者が求める支援につながる事業を行っていく意向だ。分析結果は行政などの関係者にも届ける予定。
アンケートは、妊娠中の困り事、育児、健康、教育などを問う内容。アンケートの作成にあたり、県立中部病院の真喜屋智子医師や日本多胎支援協会(兵庫県)理事らの協力を得た。
対象は、県内在住者で双子や三つ子がいる家庭、双子や三つ子を妊娠中の人。多胎の年齢や性別は問わない。
6歳の双子を育てる内間代表は「外出時の移動や二人同時の看病、沐浴(もくよく)など、小さいうちは手が足りなかった。落ち込むこともあった」と双子の育児を振り返り、「多胎家庭ならではの悩みがたくさんあると思うので、みなさんの声を聞かせてほしい」と呼びかけた。
アンケートの回答は、沖縄多胎ネットのホームぺージ、「第1回沖縄県内の多胎に関するアンケート調査」から。https://okinawa-tatainet.jp/information/190/
(中川廣江通信員)