事務手続き遅延、医療費給付されず 21万円を村費で支払いへ 中城村 沖縄


事務手続き遅延、医療費給付されず 21万円を村費で支払いへ 中城村 沖縄 中城村役場(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

中城村議会(伊佐則勝議長)の本会議が21日、開かれた。村の事務手続きの遅れにより、村内学校の教員が加入する公立学校共済組合から医療費が給付されない事態があったとして、教員が自己負担した計21万5545円を村費で支払う議案が提出され、全会一致で可決された。比嘉良治教育長は「大変申し訳ない。今後こういったことが起こらないようにしたい」と謝罪した。

村によると、これまでに採用した教員らの保険事業者を公立学校共済組合に移したが、手続きに遅れがあり、医療費の給付が受けられる2年の時効が過ぎていた。村は教員に落ち度はないと判断し、自己負担分を救済するため議案を提出した。 (梅田正覚)