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市長の記者突き飛ばし「行為事実なし」と否定 琉球新報社の抗議に南城市が回答


市長の記者突き飛ばし「行為事実なし」と否定 琉球新報社の抗議に南城市が回答 南城市役所(資料写真)
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 古謝景春南城市長の取材中に記者が背中を突き飛ばされたとして、琉球新報社からの抗議を受けていた市は25日に回答文書を同社宛てに送付した。文書では「突き飛ばし行為の事実はない」と否定。「記者が執拗(しつよう)に市長に接触し、進行経路を妨げるなどの行き過ぎた取材活動があった」として、「市長の公務遂行及び市長秘書等の業務に支障が生じている」と抗議した。

 18日の市議会一般質問の終了後、記者は市長室に移動する古謝市長を録音しながら追って歩き、セクハラ疑惑に関する第三者委員会の設置や市議会特別委員会による職員アンケート結果について質問していた。

 琉球新報社は25日に再抗議文を送付し、「録音データでは記者は丁重に質問をしており、職員の指示にも従っている」と反論した。古謝市長が自身のSNSで「あるマスコミの行動が異常なので議会では通路の各部署にビデオ設置させたら市長室入口でバッチリ」と投稿したことを受け、ビデオ映像の提示を求めた。 (普天間伊織)