環境省と気象庁は11日午前5時、沖縄本島地方、八重山地方、大東島地方に熱中症警戒アラートを発表した。気温が高い時間帯はなるべく外出を避け、室内のエアコンなどで涼しい環境にして過ごすなど、熱中症予防のための行動を呼びかけている。外での運動や活動は中止または延期するなどの対策を呼びかけている。
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[きょう(11日)の予想最高気温]
南大東34度、那覇34度、名護33度、久米島34度、石垣島34度、与那国島34度
[きょう(11日)予測される日最高暑さ指数(WBGT)]
伊是名32、奥31、名護31、久米島33、宮城島31、渡嘉敷30、那覇32、糸数30
南大東32、伊原間32、与那国島32、西表島31、石垣島32、大原32、波照間33
暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)は気温、湿度、日射量などから推定する熱中症予防の指数です。
[暑さ指数(WBGT)の目安]
31以上:危険
28以上31未満:厳重警戒
25以上28未満:警戒
25未満:注意
<熱中症予防のための行動>
まずは、室内等のエアコン等により涼しい環境にして過ごしてください。その上で、こまめな休憩や水分補給・塩分補給をしてください。
涼しい環境で過ごすことができない場合(自宅のエアコンが故障した場合等)は、衣服を緩めることや重症化等の予防に、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇いだり、氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられます。
<特に実施してほしいこと>
・脱水状態にある人、高齢者、乳幼児、からだに障がいのある人、肥満の人、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、病気の人、体調の悪い人などが、熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」です。これらの方々は、自ら積極的に対策を実施し、周囲の方も声がけを実施しましょう。
・管理者がいる場所やイベント等では、責任者が、暑さ指数などを実測の上、適切な熱中症対策が取れていることを確認ください。