北部ダム統合管理事務所は24日午後1時、台風3号の影響で雨量が増えることが予想されるとして、大宜味村の大保ダムで事前放流を実施した。
事前放流は想定を超えた降水が予想される場合に、貯水量を減らす対応。各ダムは事前放流の基準となる降雨量を設けている。大保ダムの同日午前0時現在の貯水率は94・7%。台風の接近で1日当たり最大で約230ミリの降水を予想し、放流した。
降雨が少ない状況でも、大保ダム下流の大保川では水量が徐々に増加する。同事務所の担当者は「なるべく川に近づかないでほしい」と呼び掛けている。
(玉寄光太)