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沖縄戦「語り手」養成講座 応募期間、来月8日まで


沖縄戦「語り手」養成講座 応募期間、来月8日まで 語り継ぎ手養成講座への参加を呼び掛ける「沖縄平和協力センター」の樋口洋平事務局長=23日、那覇市泉崎の琉球新報社
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 沖縄戦を次世代に語り継ぐ人材を育てようと、県平和祈念資料館は9月7日~12月14日に実施する「語り継ぎ手養成講座」の参加者を募集している。沖縄本島と石垣市の2会場で開催し、募集人数は計40人。参加費無料で、応募期間は8月8日まで。

 講座は計13回で、原則各月の第1~第3土曜日に開かれる。応募要件は18歳以上の県内在住者。講座を受けた後に、平和講話やガイドなどの活動をする意思があることも要件となっている。

 歴史の専門家や有識者、平和ガイドらが講師を務める。本島会場ではチビチリガマやシムクガマなど、石垣会場では名蔵白水の戦争遺跡群などでのフィールドワークも予定している。講座を実施する沖縄平和協力センターの樋口洋平事務局長=写真=は、平和学習を担ってきた人材が高齢化で減少しているとし、「沖縄戦を後世に語り継ぐ熱意のある方に受講してほしい」と呼びかけた。

 応募は郵送や沖縄平和協力センターのホームページからオンラインフォームで申し込めるほか、郵送やメールなどでも受け付けている。問い合わせは同センター、電話098(866)4635。