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「戦争は平和のうちにやってくる」対馬丸記念館の平良館長が児童らに講話 大宜味小 沖縄


「戦争は平和のうちにやってくる」対馬丸記念館の平良館長が児童らに講話 大宜味小 沖縄 平和講演で子どもたちに問いかける平良次子さん=6月21日、大宜味小学校
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【大宜味】大宜味小学校(平良智校長)で6月21日、3~6年生を対象に「対馬丸記念館」館長の平良次子さんを講師に平和講演会が行われた。
平良さんは、米潜水艦の攻撃を受けて沈没した「対馬丸」の生存者で昨年7月に他界した平良啓子さんの次女。平良さんは「平和をつくるために」「沖縄戦ってどんなことがおきたの?」の演題で、沖縄戦前の海外出稼ぎ・移民の歴史、なぜ沖縄が戦場になったか、対馬丸事件など、話を3、4年と5、6年の2回に分け学年に応じ分かりやすく伝えた。

 講演の最後に「戦争と関係のない人はいない」「つながった命のバトンを受けて自分がいる」「戦争は平和のうちにやってくる」「自分にできることはどんなこと?」と子どもたちに問いかけた。 (安里郁江通信員)