セクハラ疑惑が表面化している古謝景春南城市長の取材中に本紙記者が背中を突き飛ばされた件で、県マスコミ労働組合協議会と琉球新報労働組合は7日、連名で南城市長の取材対応に抗議する声明を発表した。「報道の通りであるなら、有権者の付託を受け、行政運営の重責を負う首長の行動として言語道断であり、強い懸念を表明する」と批判した。
声明では、市議会による調査特別委員会が実施したアンケートで、複数のハラスメント被害が報告されているにもかかわらず、いまだ市長から十分な説明がなされていないと指摘。「市長には市民の知る権利に真摯(しんし)に向き合うとともに取材活動に対して丁寧な対応を求める」とした。
(吉田健一)