中村 優希 宮崎県日南市で震度6弱を観測した地震。宮崎県内には沖縄関係者も多く在住している。本紙で取材した県出身者にはけがなどの被害はなかったが「怖かった」などの声が上がった。
宮崎市で沖縄料理しまうたを経営するうるま市出身の屋敷ミツ子さん（73）は、料理の仕込み中に地震が発生した。「どきっとした」といい、すぐに作業を中断。真っすぐ立っていられないほどの揺れを感じたが、物が落ちるなどの被害はなく無事だった。
同市内で沖縄料理いちゃりば都城店を経営する宜野湾市出身の當山和喜さん（40）は地震発生時は車内にいた。「揺れは30秒から1分ぐらいに感じた」と振り返った。店内はフライヤーから油がこぼれたが、目立った被害はなく通常営業を続けている。
宮古島市出身の川田美琴さん（26）は、宮崎市内で仕事中に地震に遭った。勤務先の社員らと共に外に避難。外では電柱が揺れていたという。「怖かった。宮崎に来て長いが、初めて机の下に隠れた」と話した。
（中村優希）
