沖縄、インフル注意報を継続 「会うときはマスクを」高齢者の重症化を懸念


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 県は15日、55定点医療機関から5~11日に報告があったインフルエンザの患者数が609人で、定点当たり11.07人となったことを公表した。前週の11.55人に比べて微減したものの、2週連続で注意報発令基準の10人を超えた。

 ウイルスの型別ではA型が88.0%、B型が0.3%、不明が11.7%だった。

 感染者を年齢別で見ると、9歳以下の感染が308人と全体の約半数を占めたが、入院患者は11人のうち9人が70歳以上だった。高齢者の重症化が懸念される。保健所別の定点当たり患者報告数は、那覇市が13.33人で最多。南部13.14人、中部12.29人でともに注意報発令基準を超えた。

 旧盆で会合の機会が増えるのを踏まえ、県感染症対策課は「重症化リスクの高い高齢者を感染から守るため、高齢者と会う際はマスクの着用を」と呼びかけている。

 同期間の新型コロナウイルスの県内新規感染者数は定点当たり8.35人となった。

 (宮沢之祐)