宮古島署は29日、宮古島市にある建設関連会社の従業員寮で、同僚の男性(58)の胸を包丁で突き刺して殺害しようとした上、止めに入った別の同僚男性(39)の太ももを包丁で刺したとして、殺人未遂と傷害の容疑でベトナム国籍の土木作業員の男(36)=宮古島市=を現行犯逮捕した。「酒に酔っていたので覚えていない」と容疑を否認している。刺された男性2人は市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。
逮捕容疑は29日午前1時15分ごろ、宮古島市内で男性の胸を包丁で刺し、別の男性の太ももを刺した疑い。
宮古島署によると、現場はコンテナをつなぎ合わせた寮で、従業員用の個室と、台所やシャワー室などを備えた共有スペースなどが設けられているという。
会社の関係者によると、29日未明に同僚男性(58)の個室を男が訪ねたことから口論になり、騒ぎを聞いた別の同僚(39)が止めに入ったところ、男は台所から包丁を持ち出し、通路で2人を刺したという。
宮古島署は事件の経緯など、詳しく調べている。