「市政託す」指笛響く 桃原さんが出発式 宜野湾市長選 沖縄


「市政託す」指笛響く 桃原さんが出発式 宜野湾市長選 沖縄
この記事を書いた人 アバター画像 玉城 文

 宜野湾市長選は1日告示され、8日の投開票まで1週間の選挙戦の火ぶたが切られた。立候補を届け出た前市議の桃原功さん(65)、元市長の佐喜真淳さん(60)の陣営は市内で出発式・出陣式を開き、集まった支持者と勝利を誓い合い、自身の政策を訴えた。厳しい暑さの中、両候補は市内各地を回り、1票獲得のため支持を呼びかけた。

ガンバロー三唱で気勢を上げる桃原功さんの支持者ら=1日午前9時22分、宜野湾市野嵩(大城直也撮影)

 桃原功さん(65)は午前8時30分から宜野湾市役所前で出発式を行った。開始前の25分ごろにイメージカラーのオレンジの鉢巻き姿の桃原さんが現れると、沿道に集まった支持者から拍手と指笛が湧き起こった。

 式には玉城デニー知事や伊波洋一参議院議員、赤嶺政賢衆議院議員、屋良朝博衆議院議員らも応援にも駆け付け、「血の通った政策を打ち出す桃原さんに、市政を託そう」と呼びかけた。

 妻の依子さん(52)からたすきを掛けてもらった桃原さん。緊張からか、依子さんが少し手間取っていると、「初めてのことなので」と表情を緩め、周囲の笑みを誘った。「届け出は1番です」と司会者から報告が上がると、大きな歓声が上がった。

 熱い日差しが照りつける中、マイクを握った桃原さんは「市民の暮らし、幸せを考え、92の政策を打ち出した。皆さんのために市長になりたい」と強く訴えた。

 式を終えた桃原さんは大粒の汗を流しながら支持者らと握手を交わし、声援の中、選挙カーに乗り込んだ。 (玉城文)