宜野湾市長選が告示 普天間基地、経済振興など争点 桃原氏と佐喜真氏が激突 沖縄


宜野湾市長選が告示 普天間基地、経済振興など争点 桃原氏と佐喜真氏が激突 沖縄
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 宜野湾市長選挙が1日告示された。届け出順に、無所属新人で前市議の桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦=と、無所属新人で会社代表の比嘉隆氏(47)、無所属元職の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=の3氏が立候補した。

 桃原氏と佐喜真氏による事実上の一騎打ちとなる。米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野への新基地建設の是非や経済振興、子育て支援策、行財政改革などが主な争点。投開票日は8日。

 市長選は松川正則市長が7月26日に公務出張中の東京で急逝したことに伴い実施される。過去2回の宜野湾市長選は知事選と同日に実施されてきた。単独選挙は2016年1月以来となる。

第一声を上げる桃原功氏=1日午前9時6分、宜野湾市野嵩(大城直也撮影)
第一声を上げる佐喜真淳氏=1日午前9時2分、宜野湾市普天間(小川昌宏撮影)

 桃原氏は市野嵩で出発式を開き「市民のため、幸せのため、暮らしのために市長になる。勝利に向けて前進する」と述べた。

 佐喜真氏は市普天間で出陣式を開き「今回の選挙は松川市政を継承するか否かだ。皆で松川市長に良い報告をしよう」と述べた。

 期日前投票は9月2~7日の間、宜野湾市役所とサンエー宜野湾コンベンションシティで行われる。市役所は午前8時半~午後8時、サンエーは午前10時~午後7時。1日時点の選挙人名簿登録者数は7万8923人(男性3万7846人、女性4万1077人)。

(’24宜野湾市長選取材班)

桃原 功氏(とうばる・いさお) 1958年11月4日生まれ。宜野湾市普天間出身。九州共立大卒。会社経営を経て97年の市議補選に立候補し初当選し、連続8期当選した。市議会基地関係特別委員長を務めた。第3次普天間爆音訴訟団副団長。

佐喜真 淳氏(さきま・あつし) 1964年8月9日生まれ。宜野湾市真志喜出身。千葉商科大卒。市議や県議を経て、2012年に宜野湾市長選で初当選。2期目途中の18年8月まで市長を務めた。18年、22年の知事選に出馬したが、落選した。

第一声を上げる比嘉隆氏=1日午前10時3分、宜野湾市野嵩(又吉康秀撮影)