辺野古運搬船、奄美大島沖で座礁　台風接近で避難「いかり下ろしたまま風に…」　第10管区

　14日午後10時ごろ、鹿児島県・奄美大島の瀬戸内町にある瀬戸崎付近の岬から約100メートルの沖合で、那覇市の沖縄海洋資源開発が所有する土砂運搬船「第七太海丸」（915トン）の船長から「いかりを下ろしたまま風に流され、浅瀬に乗り上げた。浸水が確認される」と118番通報があった。乗っていた作業員ら6人にけがはない。第10管区海上保安本部の古仁屋海上保安署が座礁した経緯などを調べている。

　沖縄海洋資源開発によると、同船は米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事に従事している。台風13号の接近に伴い、現場付近の海域に避難していたという。