「やんばるくいな座」愛称は? 意味は「せかせか慌ただしく働く人」 国頭村が選定 沖縄


「やんばるくいな座」愛称は? 意味は「せかせか慌ただしく働く人」 国頭村が選定 沖縄 「あがちゃー」という愛称が決まったやんばるくいな座の冬の星座バージョン(国頭村提供)
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 国頭村制定のオリジナル星座「やんばるくいな座」について、同村は17日、星座のニックネームを「あがちゃー」に選定したと発表した。同村が募集したところ、県内外から63件の応募があり、国頭村民(匿名希望)から寄せられた案に決まった。

 沖縄の方言で「せかせかと慌ただしく働く人」の意味で、命名者は冬の星座を「あがちゃー」、若鳥という設定の夏の星座は「あがちゃーぐゎー(小)」と呼ぶことを提案した。国頭村内の星空観望会などで、愛称として使われる予定。

 命名者は、ヤンバルクイナは走る速度が速く、地元では新種として発見される前から「あがちゃー」と呼ばれており、古くからの呼び名であることや、語呂がよく呼びやすいことを理由として挙げた。村を通して「(あがちゃーは)元々は『あがく』を語源としており、勤勉に働く、くんじゃん(国頭)people(人)の気質を表している」とコメントした。

 企画の趣旨を理解してニックネーム考案に取り組んだとして、与那城こども園(うるま市)が特別賞に選ばれた。同園からは総勢30人の園児が応募した。当選者、特別賞以外にも、2位、3位に選ばれた応募者には村から記念品が贈られる。 

(池田哲平)