県教育委員会は3日、2024年度県立高校入試で、定員に空きがあっても不合格となる「定員内不合格者」が70人だったと明らかにした。23年度は62人で、8人増加した。3日の県議会代表質問で、半嶺満県教育長が大田守氏(維新の会)の質問に答えた。
定員内不合格は22年度は45人、23年度は62人だった。県教委の担当者は「さかのぼると3桁を超えていた年もあり、県教委としては横ばいの認識」とした。その上で「高校への入学意志のある子どもに学ぶ機会を提供するため、引き続き高校側に定員確保に取り組むよう求める」と話した。
県教委は21年度、正確な実態把握を目的に、定員内不合格者の算出方法を変更した。志願したが受験しなかった人や辞退者、第2希望で合格した人を数から除いている。
(高橋夏帆)