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外間 愛也 県教育委員会の半嶺満教育長は3日の県議会9月定例会の代表質問で、フリースクールに通う児童生徒が高校受験などの際、出席や成績の面で不利益を受ける事例があることに関連し「文部科学省の通知で一定の条件を満たした場合、出席扱いとすることや、成果を成績に反映できると示されている」と述べ、各学校への周知を進める考えを示した。瑞慶覧長風氏（社大）への答弁。
県教委によると「一定の条件」とは、学校と民間施設の間で十分な連携が取れていることなどが挙げられる。文科省はこれまでに複数の通知を出しており、県教委はその都度、市町村教委などに共有してきたという。
半嶺教育長は「引き続き文科省の通知を各学校に発出する。管理職研修会や市町村との連絡協議会などを通して、不登校の児童生徒の出席扱いについて理解を深め、児童生徒の努力の成果が適切に評価されるよう努める」と述べた。
1日にフリースクールなど20団体が設立した協議会との連携についても言及し、「その関係機関との連携のあり方もしっかり研究し、今後進めていきたい」と前向きな姿勢を示した。
フリースクールの利用料補助は現在、条件を満たした生徒に通学費を支援しているといい「費用の支援のあり方については、他県の実施状況などを踏まえて研究していく」と説明した。
（外間愛也）
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