名護市の北部農林高校の生徒ら8人が10月下旬、農業の知識や技術などを競う全国大会に県代表として出場する。同校で9月20日、生徒らが大会に向けた意気込みなどを山城聡校長に伝えた。山城校長は「北農の誇りと自信を持って頑張ってほしい」と激励した。
「農業の甲子園」と呼ばれる第75回日本学校農業クラブ全国大会が10月22~24日、岩手県で開催される。全国から生徒や教職員など約5000人の参加を予定している。
意見発表の部で出場する食品科学科3年の幸地咲輝さんは、大宜味村産のカラキ(シナモンの一種)を有効活用した地域活性化策について発表する。前回大会のプロジェクト発表の部で最優秀賞に輝いた経験から「今年も全国1位を狙っていきたい」と力を込めた。
制限時間内にどれだけ早く正確に測量できるかなどを競う平板(へいばん)測量競技の部には、林業緑地科2年の仲松青空さんと新垣煌さん、吉本皆喜さん、前田満月さんが出場する。新垣さんは「場の空気に流されず、自分たちのペースで頑張りたい」と話した。
熱帯農業科2年の翁長凪さんと同3年の仲宗根らんさんは農業鑑定競技に出場する。
10月26~27日に栃木県で開催する第23回フラワーアレンジメントコンテストには、園芸工学科3年の比嘉幸乃華さんが出場する。「栃木県の花を生かしたアレンジで優勝したい」と語った。
(玉寄光太)