イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区攻撃に反対する市民団体「沖縄パレスチナの平和を求める会」が6日、那覇市の県民広場で抗議スタンディングを行った。戦闘開始から1年となり、抗議の意思を示そうと、中学生や家族連れ、外国人らさまざまな人が集まり、参加人数はおよそ70人となった。
参加者は「沈黙は加担」「パレスチナに自由を」といったプラカードを掲げ、県庁周辺をデモ行進した。次に県民広場で地面に死者のように横たわり抗議する「ダイイン」を行った。
祖父母がパレスチナ出身の20代男性は、妻と息子を連れて参加した。「全ての国が国際法を順守してくれたら、こんなことは起こらない」と訴えた。
交流サイト(SNS)を使い、幅広く参加を呼びかけた20代女性は「声を上げることを制限される国もある。意思を示せる私たちが、多くの関心を寄せるよう働きかけたい」と力強く語った。
呼びかけ人の立田卓也さん(47)は「80年前、戦争が起きた沖縄から声を上げ、心を寄せていきたい」と話した。
(玉城文)