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復興の願い、歌に込め 首里城火災5年 城西小児童ら「愛される存在」


復興の願い、歌に込め 首里城火災5年 城西小児童ら「愛される存在」 復興が進む首里城に向けて校舎の屋上から「SYURI NO UTA」を合唱する城西小児童ら=31日午前、那覇市の首里城公園内「西のアザナ」から(ジャン松元撮影)
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 首里城が火災で焼失してから5年が経過した10月31日、隣接する那覇市立城西小学校の6年生が校舎の屋上で復興ソング「SYURI NO UTA」を合唱した。「完成した姿をみんなに見てもらいたい」「工事が順調に進んでほしい」「これからも愛される存在でいて」と、児童は復興への思いを歌に込めた。

 復興ソングは国内外で活躍するバイオリニストの竜馬さんが2019年に作曲した。城西小は昨年から歌っており、今回初めて竜馬さんらプロジェクトメンバーとの合唱が実現した。

 児童は首里城などに向かって歌い、希望あふれる声を空に響かせた。児童(11)は「心を一つに歌うことができた」、竜馬さんは「大切にしてきた歌を一緒に歌えてうれしい」と語った。メンバーは今後、県内小中学校でも復興ソングを披露する。 

(高橋夏帆)