10月に本島南部の70代女性がキャッシュカードをだまし取られ、現金数百万円を銀行口座から引き出された事件で、与那原署は6日、詐欺容疑で職業不詳の容疑者(32)=千葉県=を再逮捕した。署は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。
署によると、容疑者らは氏名不詳者と共謀し、役場や金融機関の職員を名乗り女性宅に電話をかけ、「高額医療の還付金の払い戻しがあり、還付金を受けるために新しいキャッシュカードに更新する必要がある」などとうそをつき、女性から暗証番号を聞き出したという。その後、同容疑者が金融機関職員を装って女性宅を訪れ、キャッシュカード3枚をだまし取ったとみられる。
容疑者は、女性のキャッシュカードを使ってATMから現金約100万円を引き出したとして、10月に窃盗容疑で逮捕=同罪で起訴=されていた。