下地幹郎前衆院議員は8日、自身の除名処分を日本維新の会が撤回したことを受け、那覇市内で会見を開いた。撤回で「名誉回復ができ、政治の選択肢が広がった」と語った。次期衆院選への出馬については「選択肢の一つ。出るなら(沖縄)1区からだ」と述べるにとどめた。現時点での復党は否定した。
下地氏は2020年1月、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業の汚職事件を巡り、贈賄罪で有罪判決を受けた元中国企業顧問から100万円を受領した件で維新から除名処分を受けていた。
会見で下地氏は「撤回の最大の理由は事件に私がまったく介入していなかったことだ。名誉回復できて政治活動に進める」と強調した。
次期衆院選への出馬について「30年間1区で選挙してきた、この選択肢が一番大きい」とした。一方、復党については「私から(維新に)求めたことはない。無所属の可能性もある。これから後援会と相談したい」とした。
(佐野真慈)
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