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比嘉京子氏が社大離党届 衆院選へ「退路絶つ」


比嘉京子氏が社大離党届 衆院選へ「退路絶つ」 比嘉京子氏
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 次期衆院選の沖縄4区からの立候補に意欲を示している社大党副委員長で県議の比嘉京子氏(73)が30日、同党に離党届けを提出したと発表した。比嘉氏は玉城デニー県政を支える「オール沖縄」候補として市町村議から4区で出馬要請されていた。「要請者に応えるために退路を断つ決意を示した」とした。

 離党届けは29日付。比嘉氏が社大党委員長の高良鉄美参院議員に手渡し、受理された。11月4日の党中央執行委員会で諮り、承認する見込み。

 衆院4区を巡っては、オール沖縄が統一候補擁立へ選考会発足に向けて準備を進める。比嘉氏は離党理由として、20日に女性議員擁立を望む市町村議員からの出馬要請を党に相談せず受けたことを挙げ「けじめをつけないといけない」と説明した。その上で、出馬要請に応えるには「幅広い方々の受け皿になれるよう政党に所属すべきでないと判断した。退路を断って(オール沖縄の)選考に臨みたい」と語った。

 4区では比嘉氏の他に立民公認の金城徹氏(70)やれいわ新選組公認の山川仁氏(49)の名前が挙がっている。(佐野真慈)