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前那覇市長の城間幹子氏が、玉城デニー知事の支持母体会長を退任 後任に前北谷町長の野国氏 


前那覇市長の城間幹子氏が、玉城デニー知事の支持母体会長を退任 後任に前北谷町長の野国氏  城間幹子氏(左)と野国昌春氏
この記事を書いた人 Avatar photo 佐野 真慈

 城間幹子前那覇市長が玉城デニー知事の支持母体「ひやみかち・うまんちゅの会」の会長を退任した。城間氏は取材に「昨年9月の選挙時に、この間限りという約束で引き受けていた」とした。11月29日の同会総会で了承された。新会長には前北谷町長の野国昌春氏が就いた。

 辺野古新基地建設阻止を目指す玉城知事を支える「オール沖縄」勢力から保守・中道や経済界の離脱が続いている。辺野古新基地建設の賛否について、城間氏は取材に「これまで通り反対の立場は変わらない」と強調した。

 玉城知事は城間氏の退任について4日、取材に「かねてから私の選挙が終われば代わりたいと話していた。このたび野国氏に快諾いただいたということで代わってもらう運びとなった」と話した。

 城間氏は故・翁長雄志前知事の後継として、オール沖縄などから支援を受け、2014年の那覇市長選に初当選した。2期目の22年5月に政界からの引退を表明した。オール沖縄について「スタート時の態勢から保守中道の枠が欠けた状態にある。政府に声を届けるためにも再びまとまる必要がある」などとして再構築が必要との認識を重ねて示していた。同年10月の那覇市長選では自民・公明が推薦する知念覚氏を支持し、当選を後押しした。