うるま市のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を整備する計画に対し隣接する二つの集落が反対していることについて、玉城デニー知事は1月31日の定例会見で「県に対して面談による説明はない。まだ具体的な説明はない」と指摘した。県には昨年末にメールで資料が届けられたのみだと説明した。ゴルフ場跡地に隣接する県立石川青少年の家を所管する県教育委員会と連携して情報収集するとした。
ゴルフ場跡地に隣接する東山区自治会と旭区自治会は計画に反対している。玉城知事は「地域が一番懸念しているのは住宅地に近い場所が演習地になることだ。われわれはどのような訓練が行われ、さらに米軍とどのように連携をしていくのかについて、まず説明を受けなければならない」と話した。
防衛省は2月11日午後5時から、うるま市の石川保健相談センターで住民説明会を開く。
(梅田正覚)