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「沖縄文化に触れる機会、支援してほしい」 フィリピンの県系若者、デニー知事に要望


「沖縄文化に触れる機会、支援してほしい」 フィリピンの県系若者、デニー知事に要望 沖縄県人会の役員らと意見交換する玉城デニー知事(右から2人目)=4日、マニラ(県提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 與那覇 智早

 フィリピンを訪問中の玉城デニー知事は4日、マニラで開催中のフィリピン最大の旅行博「トラベルツアーエキスポ2024」を訪問したほか、沖縄県人会関係者らと交流した。

 県人会からは沖縄との直行便の必要性や、地域間の観光交流、姉妹都市の提携を期待する意見が上がった。

 旅行博で玉城知事は日本政府観光局のブースで沖縄観光についてアピール。出展中の日系企業ブースで意見を交わした。
 県系3、4世の若者らとの意見交換会では「沖縄の言葉や文化に触れる機会が少ないので支援してほしい」といった要望があった。マニラのホテルで開催された県主催のレセプションには、県人会関係者ら約100人が参加。県側が第7回世界のウチナーンチュ大会について報告し、次回大会での連携も求めた。

 3日夜には、日本大使公邸を訪問。越川和彦大使は「(日本への)労働者の受け入れは課題があるが、沖縄がフィリピンからの受け入れや人材育成のモデルとなり、継続的な交流を深めてほしい」と話した。 

(與那覇智早)