佐賀県は2月28日、米軍ヘリコプターが同日午後0時10分ごろ、佐賀空港(佐賀市)の滑走路付近を、高さ約10~20メートルほどの低空で飛行したと発表した。けが人はなく、民間機への影響もなかった。
防衛省九州防衛局の江原康雄局長は29日、佐賀県庁を訪れ、米側に遺憾の意を伝え、再発防止を求めたことを報告した。ヘリは普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリだったと明らかにした。
防衛局によると、ヘリは訓練のために長崎県の陸上自衛隊相浦駐屯地を訪れていた。米軍から滑走路への接近について事前連絡はなく、防衛局は「問題がある」との認識を示した。