名護市の瀬嵩の浜で14日に開催された「民意・自治・尊厳を守り抜く4・14県民大集会」(辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議主催)に出席した玉城デニー知事は、集会後、報道陣の取材に応じ「米軍の問題を政府が解決しないまま、自衛隊だけを増強させようとする姿勢は、県知事として賛成できない」と、現状での自衛隊増強に反対の意思を示した。
玉城知事は、集会で「新たな自衛隊基地は造らせない」と発言した真意を問われ「県民の理解が得られない基地の建設はやはり認めるわけにはいかないということを改めて申し上げた」と説明した。
また、うるま市以外の地域へ陸上自衛隊の訓練場が整備される可能性についても問われた玉城知事は、うるま市以外の市町村議会でも訓練場整備計画の反対決議が行われているとした上で「県民の民意はどこに造ろうとしても同じような結果、つまり反対の民意しかないのだろうと認識している」とした。
(金城大樹)