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安和ダンプ事故の真相解明、新基地建設の即時中止を防衛省に求める 国会包囲実行委


安和ダンプ事故の真相解明、新基地建設の即時中止を防衛省に求める 国会包囲実行委 防衛省担当者ら(左側)に対して、辺野古新基地建設などに反対する抗議文を手渡す「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会の委員ら(右側)=11日、国会内
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 「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会が11日、国会内で防衛省と環境省の関係者と面談した。

 辺野古新基地建設での土砂の調達問題や、名護市安和桟橋の抗議現場の路上で、男性警備員と抗議活動中の女性がダンプカーと衝突して死傷した事故などについて抗議し、意見交換した。安和桟橋での事故を受けて、安和桟橋と本部町の本部港の2カ所では現在、ダンプカーでの土砂搬入作業は中止している。

 搬入作業の再開を予定しているのかという問いに対して防衛省担当者は「現在、沖縄防衛局で状況把握や再発防止を検討している」と繰り返し、再開の可能性を否定しなかった。

 埋め立てによる環境への影響については「専門家の指導助言を踏まえ、環境保全に十分配慮する」と述べ、工事を進める姿勢を崩さなかった。

 防衛省に手渡した抗議文では、米兵による性的暴行事件に対する政府の対応の問題や、安和桟橋での事故の真相解明、新基地建設の即時中止などを求めた。 

(嘉数陽)