米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設を巡り、沖縄防衛局が公表している環境影響評価(アセスメント)手続きの第1段階となる配慮書の公告縦覧は9日までとなっている。
防衛局は軍港の整備予定地で磁気探査などの作業を進めており、今月下旬ごろにボーリング調査に着手するとみられる。
配慮書は県庁、那覇、浦添、宜野湾の各市役所、那覇港管理組合、沖縄防衛局の6カ所で閲覧でき、沖縄防衛局のホームページでも確認できる。配慮書に対する意見書の提出は23日までに、沖縄防衛局宛てに郵送かファクスで送ることができる。
ボーリング調査に伴う岩礁破砕について、県は2日、防衛局に実施を認める通知を出した。
県によると、防衛局が県に明示した調査期間は7月から来年11月まで。建設予定地の52カ所でボーリング調査、92カ所でコーン貫入調査を実施する。
(沖田有吾)