宜野湾市長選は1日告示され、無所属新人で前市議の桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦=と、無所属新人で会社代表の比嘉隆氏(47)、無所属元職の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=の3氏が立候補を届け出た。3氏が市内で開いた出陣式・出発式には推薦する政党や団体の関係者や支持者が集まり、勝利へ気勢を上げた。8日の投開票に向けて支持拡大に走り抜く決意を固めた。
まずは一つお願いしたい。7月に亡くなられた松川正則市長を思い出してほしい。志半ばでさぞや悔しくてたまらないだろう。だから私はこの選挙を松川市長に代わって、松川市長が2年前に掲げた公約やさまざまな事業を当選して継続しないといけない。
6年前、私は知事選に、当時副市長だった松川市長は市長選に出馬する時に誓い合った。知事として、市長として、普天間飛行場を絶対に返還させるんだと。この約束をまだ果たせないままでいる。松川市長との約束を私に果たさせてほしい。今回の選挙は、まさに松川市長の市政を継承するか、否か。宜野湾市の発展を前進させるか、後退させるかだ。私はこの選挙戦で、松川市長と共に必ず勝利をする。そのために皆さんの力が必要だ。
<応援弁士>
具体的な返還進める
宮崎政久衆院議員(選対本部特別顧問) 普天間飛行場返還は必ず進んでいく。松川正則市長が東京で普天間飛行場返還跡地利用の支援を要請した。このため跡地整備のための新規予算として68億円が沖縄振興予算に盛り込まれた。私たちは具体的に普天間飛行場の返還を進めていく。
松川市長の弔い選挙
呉屋等市議会議長(選対本部長) 今回は2期目の任期半ばで急逝された松川正則市長の思いをしっかりと受け止め、市政を運営できる人を選ぶ選挙だ。その人は佐喜真淳さんしかいない。今回は松川市長の「弔い選挙」だ。佐喜真淳を宜野湾市全体に広げていこう。
市内の経済を活性化
福里清孝顧問(県商工政治連盟宜野湾支部) 佐喜真淳は宜野湾市政を運営してきた経験があり、実践力のある政治家だ。だから私たちは彼を信頼している。佐喜真淳市政を誕生させ、市内の商工業者をはじめ経済界を活性化させていく。そのために気力をもって頑張ろう。