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米軍事件協議の新枠組み「動き遅い」 デニー知事、日米に苦言 米国のオスプレイ事故にも言及


米軍事件協議の新枠組み「動き遅い」 デニー知事、日米に苦言 米国のオスプレイ事故にも言及 記者団の取材に応じる玉城デニー知事=22日、那覇市内
この記事を書いた人 Avatar photo 沖田 有吾

 玉城デニー知事は22日、那覇市内で開催された日米地位協定に関するシンポジウムの後、記者団の取材に応じ、性的暴行事件が相次ぐ米軍関係者の犯罪抑止に向けて在日米軍や日本政府、県などが協議する新枠組み「フォーラム」について、開催の見通しが立っていないことを明らかにし「全く動きが遅い。悠長すぎる。早急に、なぜ開催できないのかを確認したい」と答えた。エマニュエル駐日米大使が離任する前に形を整えるべきだとも指摘した。

 18日に米ワシントン州の空軍基地で発生した、MV22オスプレイのエンジンから出火した事故について、情報を収集するとした上で「根本的な問題を解決するために、国防総省などは真剣に責任の所在を明らかにし、日本政府にも正しい情報を提供してほしい。われわれがオスプレイの配備に反対していることに対する明確な方向性についても議論を求めたい」と話した。

(沖田有吾)