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米軍、リバティー制度を1日付けで見直し 相次ぐ性的暴行事件受け 沖縄


米軍、リバティー制度を1日付けで見直し 相次ぐ性的暴行事件受け 沖縄 イメージ
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 米兵による相次ぐ性的暴行事件を受け、在日米軍が基地外での兵士の行動などを規制する「リバティー制度」を1日付で見直したことが分かった。

 午前1時から5時までの間、基地外のバーや居酒屋などの飲酒できる施設への出入りや、基地外の公共の場での飲酒を禁じた。また、性的暴行の防止に関する教育を受けていない部隊に対し、司令官は自由な行動を制限する。在日米軍の全部隊に統一的に適用するとみられる。

 県は1日、本紙取材に対し「詳細は確認中。実効性があるものになるか、注視したい」とした。

 在日米軍司令官のリッキー・ラップ中将が署名し、1日に発効した。米軍の発表によると、このほか、19歳以下の軍人は午前1時から5時の間、外出を禁じた。

 また、不正行為が行われていることに気付いた軍人は、速やかに適切な組織に報告するよう求めている。

 リバティー制度を巡っては、7月、相次ぐ性的暴行事件を受けてエマニュエル駐日米大使と在沖米軍トップのロジャー・ターナー四軍調整官が連名で出した声明で、全部隊で統一する考えを示した。同月にはラップ氏が「徹底的に見直している」とのコメントを発表していた。

  (知念征尚、石井恵理菜)