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石川地区公民館(うるま市) 幅広い世代、47サークル活動 <わした公民館>102


石川地区公民館(うるま市) 幅広い世代、47サークル活動 <わした公民館>102 「生涯学習の場として有効活用してほしい」と呼びかける美里直樹館長=9日、うるま市の石川地区公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 金盛 文香

 うるま市の石川図書館、石川歴史民俗資料館の隣に立つ石川地区公民館。公民館・図書館・資料館の生涯学習施設を1カ所に集める3館構想により、1992年に資料館と図書館が公民館の隣に建設され、現在の形となった。石川地区公民館の以前の名称は石川市中央公民館。日本復帰後の「沖縄ブーム」で民具などの文化遺産が県外へ流出することを危惧し、中央公民館隣で民具の収集が始まった。収蔵していたプレハブ倉庫が後に歴史民俗資料館へと発展する。

石川地区公民館で活動する琉球舞踊サークル石川カジマヤー会=2023年7月27日、うるま市石川地区公民館

 住民の活動に密着してきた石川地区公民館は、現在も47のサークル団体が活動し、毎日のように明るい声が響く。200人を収容できるホールや和室なども備え、活動の幅も広い。2022年度はコロナ禍もあったが、延べ1万6千人以上が利用した。美里直樹館長は「若い世代からシルバー世代まで利用している」と幅広い世代に愛される施設の活用を喜んでいる。


 美里直樹館長から一言 生涯学習の場として有効活用してもらい、交流や健康につながるといい。


 石川地区のメモ 旧石川市の地域に該当し、2023年3月末で24255人が住む。

 (金盛文香)