那覇市若狭公民館(宮城潤館長)がこのほど、第5回全国公民館インターネット活用コンクール(全国公民館連合会主催)で最高賞の金賞に輝いた。金賞は5回連続で、若狭公民館は同コンクールの前身である全国公民館ホームページコンクールでも最優秀賞2回、優秀賞1回の実績を誇り、今コンクールでの金賞を含めると、合計8回の上位入賞の快挙を成し遂げた。
コンクールは、公民館におけるインターネット活用を推進し、運営に役立つ事例を奨励することなどを目的に隔年で開催されている。
若狭公民館はホームページやSNS(交流サイト)による情報発信にとどまらず、オンライン講座やユーチューブでの配信などにも力を入れている。さらに、昨年11月から無料の「若狭公民館情報アプリ」(ios版のみ)を公開し、日々のイベントやサークル情報、ホールや研修室の空き状況などが手軽に把握できるようにした。アプリは公民館が主催する多文化カフェを利用する台湾籍の郭依林(カクイーリン)さんが「公民館に恩返しをしたい」との思いから制作に至ったという。
宮城館長は「10年間、全国一であり続けることをうれしく思う。今回は利用者の方が思いを持ってアプリを制作してくれたことが非常にうれしい」と語った。
(吉田健一)