宮古島で観光業者認定ガイドライン制度スタート 「保全」「安全性」「つながり」など判断 沖縄


宮古島で観光業者認定ガイドライン制度スタート 「保全」「安全性」「つながり」など判断 沖縄 「宮古島サスティナブルツーリズムガイドライン認定制度」をPRする連絡会のメンバー =2月21日、宮古島市役所(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 友寄 開

【宮古島】宮古島観光協会などは2月21日、宮古島市役所で記者会見を開き、観光資源の保全や安全性、地域とのつながりを大切にしている観光事業者をPRする「宮古島サスティナブルツーリズムガイドライン認定制度」の認証店受け付けを3月1日から開始すると発表した。当面はマリン事業者向けのガイドラインとなるが、今後は分野を広げていく予定だ。

 宮古島サスティナブルツーリズム連絡会によると、安全性や資源保全、地域とのつながりなどについて自主的にルールを作って順守している事業者もあれば、安全性や自然への負荷に配慮していない事業者もおり、これまではその区別が難しかった。ガイドライン認定制度を導入することで、ガイドラインに沿った運営に取り組む事業者かどうかが判断できるようになる。

 連絡会は観光協会や市の他、宮古島署、宮古島海上保安部、宮古島漁業協同組合、県カヤックカヌー協会宮古島支部などで構成する。認定制度の周知、運用については連絡会で今後も協議していくという。

 宮古島観光協会の吉井良介会長は「事業者も安心安全を基本に取り組んでいる。ガイドラインのことを常に意識して活動していくことが島の未来を守ることにつながる。せっかく宮古島に来た観光客に、安心安全に楽しんでほしい」と話し、認定を受けた事業者の利用を呼びかけた。
  (友寄開)