【今帰仁】人々が高齢期にどのように感じながら生活しているのか、高い生活の質を維持しながら長生きするために何が役立つのか知ることを目的に、研究者らによる百寿者聞き取り調査(予備調査)が今帰仁村内などで行われた。
沖縄県はブルーゾーンと呼ばれる世界の長寿地域の一つ。健康長寿者が多く、今回は本島全域で約1カ月間、15人が対象となる予定。15日には村内在住で今年100歳を迎える當山タケさんの聞き取り調査が行われた。海外の大学教授も通訳を介しながら、長寿の秘訣(ひけつ)に耳を傾けていた。
健康長寿者のライフスタイルやその他の特徴、影響要因である地域社会、歴史、文化、食事などの聞き取りが行われた。タケさんはこれまでを振り返りながら「三食をちゃんと食べて、間食しないのが長生きの秘訣だ」などとしっかりとした口調で答えていた。
研究者らは新たな長寿の影響要因を見いだそうと会話を弾ませながら、興味津々の様子で調査表にメモを取っていた。
(新城孝博通信員)