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「南部福祉センター」建て替えへ 八重瀬町東風平 老朽化、2026年供用開始 沖縄


「南部福祉センター」建て替えへ 八重瀬町東風平 老朽化、2026年供用開始 沖縄 築49年で老朽化したため建て替えとなった南部総合福祉センター=八重瀬町東風平
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【南部】南部振興会は5月29日に県市町村自治会館で評議委員会を開き、八重瀬町東風平にある南部総合福祉センターを隣接地に建て替える事業計画案を承認した。新施設は2026年2月の供用開始を予定している。

 現施設は1975年に供用開始された。当時はホールなどが結婚式や地域団体の会合などに利用されてきたが、築49年が経過してコンクリートの剥離(はくり)や雨漏りなどが深刻化したため、行事の開催などは控えているという。

 新施設は1階建ての約800平方メートル。総事業費は約3億1千万円で、金融機関から借り入れ、利用団体の賃料などを基に約30年で返済する予定。今後、事業者との契約を終え次第、基本設計をまとめ、2025年6月に着工し、26年1月に完成するという。

 現施設に入居している南部地区老人クラブ連合会、南部地区女性連合会、島尻地区PTA連合会、南部保護区保護司会、島尻郡体育協会、南部広域行政組合に加えて、那覇市の県市町村自治会館に入居する同振興会なども新施設に移転するという。
 (嘉陽拓也)