うるま市広報の活動、県内外で各賞 市長「職員が挑戦した結果」 沖縄


うるま市広報の活動、県内外で各賞 市長「職員が挑戦した結果」 沖縄 全国広報コンクールなど複数のコンクールで賞を獲得した「肝高の阿麻和利」東京公演の動画(市提供)
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 【うるま】うるま市はこのほど、市をアピールする広報動画や昨年8月に行われた現代版組踊「肝高の阿麻和利」東京公演などで、三つの広告やイベント顕彰の賞を獲得した。JACEイベントアワード、全国広報コンクール、沖縄広告賞で、それぞれ3位を受賞した。

 9日、うるま市役所で開かれた記者会見で、中村正人市長は「県内外でうるまの魅力を知ってもらおうと、市役所職員が挑戦した結果」と喜んだ。

市広報動画などが表彰され喜ぶ中村正人うるま市長(前列右)ら関係者=9日、うるま市役所

 市内の中高生が出演する「肝高の阿麻和利」は、JACEイベントアワードでブロンズ賞を受賞した。同アワードは日本イベント産業振興協会(JACE)が主催する表彰制度。応募191作品の中から、政治・自治体・公的団体部門で選出された。沖縄の伝統芸能に現代要素を取り入れ、地域の歴史上の人物にスポットを当てたことが評価された。

 「肝高の阿麻和利」東京公演のプロモーション動画は、全国広報コンクールでもBSよしもと賞と、全国3位に当たる映像部門二席に輝いた。同コンクールは公共自治体の広報を顕彰するもので、沖縄県代表として応募した。市をPRするショートドラマは、沖縄広告賞でWebフィルム単発部門とチャレンジ部門で銅賞を受賞した。

 うるま市は昨年4月に「感動」をテーマにうるまの魅力を発信する「感動産業特区」を宣言。自然、文化、芸能、特産品を、携わる人たちの思いと共に伝えることで、さまざまな分野で経済的波及効果を広げることを目的に、プロモーション活動に力を入れている。

 (玉城文)