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「北部にも空港を」誘致目指し、JC沖縄がシンポジウム 経済波及効果の試算も


「北部にも空港を」誘致目指し、JC沖縄がシンポジウム 経済波及効果の試算も 「やんばるに翼を!!」と書かれたタオルを掲げる登壇者と参加者ら=12日、恩納村のOIST
この記事を書いた人 Avatar photo 玉寄 光太

 【恩納】日本青年会議所沖縄地区協議会は8月12日、観光インフラの整備や北部地域の振興策などをテーマにした「空港都市シンポジウム」を、恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)講堂で開催した=写真。有識者らが空港誘致の可能性などについて意見を交わした。

 国土の有効利用と、社会資本の充実を目指す「日本プロジェクト産業協議会」の白水靖郎氏は、多くの機会損失を招く交通渋滞の解消へ北部地域に空港の必要性を強調。「空港誘致で北部地域への経済波及効果は年間3千億円にものぼる」と期待を寄せた。

 南紀白浜エアポート(和歌山県)の岡田信一郎社長は、やんばるの自然は観光客にとって魅力的だとしながらも、オーバーツーリズムは避けるべきだと提言。「空港はヒト・モノ・カネを呼び込む役割がある。地域の良さを守る方法も模索しながら進めるべきだ」と訴えた。

 (玉寄光太)