【中城】中城村泊自治会(比嘉和枝会長)は、1974年に開催して以来、途絶えていた自治会の祭りを復活させた。13日に泊公民館で50年ぶりとなる「泊区秋まつり」を開催した。
「かぎやで風」で幕開けし、子どもたちの琉球芸能やエイサー、ダンスなどが披露されたほか、老人会「スマイルクラブ」の出し物も披露された。
自治会のお年寄りから50年前の祭りの思い出話を聞いた比嘉会長が企画した。古老によると、昔の舞台は1週間ほどかけてソテツの葉で飾り付けしたという。比嘉会長は「お年寄りを喜ばせたかった。いろいろな人が喜んでくれて感動で胸がいっぱい」とうれしそうに話した。
50年前の祭りに参加したことがある島袋芳男さん(87)は「昔の祭りではこの地域に伝わってきた伝統芸能が披露されたが、今は覚えている人がいなくて残念だ。今日はとても素晴らしい祭りを開いてくれてうれしい」と笑顔で話した。(梅田正覚)