県出身のプロ野球選手が指導する野球教室(プロ野球沖縄県人会主催)が27日、豊見城市の与根野外運動場で開かれた。市内の少年野球10チームから約100人が参加した。
指導したのは豊見城市出身の大城滉二内野手(オリックス)、宜保翔内野手(同)をはじめ、又吉克樹投手(ソフトバンク)、嶺井博希捕手(同)、岡留英貴投手(阪神)、仲地礼亜投手(中日)の6人。和やかなムードの中、プレーを通して笑顔で交流を深めた。
キャッチボールやノック練習の後、プロ選手が打席に入り、少年少女らと軟式ボールで対決した。少年投手がマウンドから投球し、大勢の野手が外野で待ち構えて打球をうまくキャッチした。
仲地投手の中飛をグラブで上手に捕らえた豊見城パワーズの真喜志琉依(るい)さん=豊見城小5年=は「キャッチできてうれしかった。プロ選手は速い球も打つし、球の捕り方も見本になった。教えてもらったことを当たり前にできるように練習していきたい」と目を輝かせた。
又吉は「野球ができるのはお父さんやお母さんのおかげ。きちんとお礼を言えるようになって」と伝えた。宜保は「みんなうまくて誰でもプロになる可能性を秘めている」、大城は「この中からプロ選手が誕生することを願っている」とエールを送った。
又吉ら投手陣の投球を間近に見た参加者は、プロの球速や変化球に歓声と驚きの声を上げた。選手たちのトークショーもあり、少年時代の話やプレーする上で大事にしていることなどを伝えた。(大城三太)
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