重量挙げの県代表が2年ぶりの団体優勝をつかみとった。男女総合成績は18度目、女子総合は3度目の頂点。平良一悦監督(宮古高教)は「目標を達成できてとりあえずほっとした」と頬を緩めた。
男女総合、女子総合ともに2位の県とわずか5点差と接戦だった。「誰かの1本がなければひっくり返る数字だった。県のために、と選手一人一人が役割を果たしてくれた」と振り返る。
少年・成年・女子と代表メンバーで合同練習を重ねてきた。その中で培われてきたのが「意識の高さ」だ。団体戦への意識を共有し、互いに高め合った。さらには、国スポ(国体)の経験者が初出場の選手らと共に練習を行うことで、県代表として大会に臨む意識が受け継がれていくのだという。
平良監督は「意識の高さが成功につながったのかな」と勝因を語り、「応援してくれた人たちがいるから選手もみんな頑張れた。県民にも感謝だ」と笑顔だった。
(名波一樹)