有料

<代執行反対県民集会>未来へ間違った判断しない 玉城デニー知事のあいさつ要旨


<代執行反対県民集会>未来へ間違った判断しない 玉城デニー知事のあいさつ要旨 集会であいさつする玉城デニー知事=5日、北谷町のAgreドーム北谷(ジャン松元撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 コロナ禍を挟んでおよそ3年ぶりに開かれた辺野古新基地建設問題を巡る大規模集会では、玉城デニー知事と行動を共にする県政与党県議や国会議員のほか、弁護士や若者代表らが、設計変更申請を承認しなかった知事判断に対する支持を表明した。「国による代執行を許さない」とした大会アピール文を採択し、辺野古新基地建設阻止の決意を改めて誓った。

 稲嶺進前名護市長が「ならんものはならん」と言った。これは道理だ。私たちは現実と道理を積み重ねて代執行訴訟に、皆さんの強い意志と沖縄県民が未来へ間違った判断をしないという気持ちをしっかりと示した。今、私たちができることを未来の世代に対し、しっかりと示さないといけない。その気持ちは絶対に途切れさせない。未来に対して、私たちがやってきたことを残しておかなければいけない。
 私がみなさんの矢面に立つ。どんなにやりや矢のような言葉が飛んできてもしっかり受け止める。対話のチャンスがあれば、私の考えはこうなんだよ、分かるところも違う考えもあるね、どうすればこの違う考えをもっと良い考えにできるかね。それが私が求めている対話だ。どんなに厳しい言葉を掛けられたとしても、本当にその人がこうすれば未来は豊かになるのではないかという思いであれば、その方法をみんなで共有して対話をしたい。政府に対しても誰に対してもその気持ちを強く持ち続け、みんなとともに歩み続けたい。
 11月23日は別の集会がある。一人でも多くの人に今日のように時間を作っていただきたいと思う。ここぞというときは一つになるということをしっかりと見せていきたい。私たちは一つ。わったーや、絶対まきてぃないびらんどー。一緒に頑張っていこう。