第1回「Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」が23日から県内で始まる。29日までに、環太平洋の国々にフォーカスした多様性のある37作品を那覇市や南城市の6会場で上映する。
映画祭のアンバサダーで県出身の俳優、尚玄は「世界に誇れる有数の映画祭を目指しての開幕だ。沖縄はそのポテンシャルを秘めている。成功し継続していくためにも、気楽にお越しください」と来場を呼びかけた。
尚玄はお薦めの作品として、大宜味村出身の写真家・石川真生さんが主役のドキュメンタリー「オキナワより愛をこめて」や、ハワイ出身で沖縄4世のクリストファー・マコト・ヨギ監督の「アキコと過ごした八月」、コスタリカ共和国の自然保護を映し出すドキュメンタリー「最後の楽園コスタリカ~オサ半島の守り人~」などを挙げた。イランの巨匠アミール・ナデリらが審査員を務め、グランプリを選出する。
映画祭のチケットは学生500円からで、尚玄は「たくさんの映画に触れてほしい」と語った。
(ライター・饒波貴子)