ボクシングの全日本選手権大会は26日、東京都の墨田区総合体育館で各階級の決勝が行われ、男子ライトミドル級の平仲信裕(日連推薦、MUGEN)が堀池(東洋大)を3―2の判定で破り、7度目の出場で念願の初優勝を果たした。
平仲は序盤から積極的に攻めて、相手を圧倒。2回までにポイントで先行した。最終の3回はカウンターを食らうなどピンチを招く場面もあったが、最後まで手を出し続け栄冠をつかんだ。
平仲は「全力を出し切っての優勝だ。率直にうれしい」と声を弾ませた。
平仲は南部農林高、芦屋大出身。父は元プロ世界王者の平仲明信氏。
(砂川博範)