日本相撲協会は29日、東京都の両国国技館で大相撲名古屋場所の番付編成会議を開き、那覇市出身で日体大出の嘉陽(24)=本名・嘉陽快宗(やすとき)、二所ノ関部屋=の新十両昇進を発表した。2019年の木崎海に続き、県出身で戦後7人目となる関取が誕生した。
両親が那覇市出身で生まれは千葉県浦安市。海洋高(新潟県)、日体大で団体日本一に輝いた。
全国学生選手権と全日本選手権で個人戦ベスト8。
22年夏場所で三段目90枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。171センチ、156キロと小兵ながら、懐に入っての突き、押しが持ち味だ。
嘉陽は「久しぶりに沖縄からの関取になったので頑張って上にいきたい」と意欲を語った。名古屋場所は7月14日、ドルフィンズアリーナで開幕する。(古川峻)