ラジオ沖縄の特別番組「それ行け!民謡酒場~2024仲秋の宴~」が9月26日、生放送で流れた。「生きた歴史文化財」民謡酒場の同局による特番は2回目。アコーディオン奏者の山原麗華がパーソナリティーを務め、チャンプ琉ぅ芸能団の3人と喜友名可奈子がリスナーのリクエストで民謡を歌い、ラジオ局が民謡酒場になった。
山原は事前の収録で、来年3月に閉店する神谷幸一の民謡スナック花ぬ島(沖縄市)を訪れ、共演した。生中継は糸満市の沖縄民謡BAR奏Sa(かなさ)から、演者と客が距離なく民謡を楽しむ様子を平良優衣がリポートした。
番組後半にはリクエストで、「我した沖縄ヒヤルガヘイ!」「すらさ喜界島」「娘ジントーヨー」などを続けて歌い、「いちゅび小」「唐船ドーイ」でお開きとなった。
チャンプ琉ぅ芸能団の平敷屋門勇也は「楽しくてしょうがなかった。聞く人にも癒やされる時間になったのでは」と語り、仲宗根創は「民謡酒場は修行させてもらった場所。初めて扉を開ける人も大歓迎なので楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。
何を聞かれても「はっしぇ」ととぼけて応じていた知念勝三は、ラジオ局で酒が飲めなかったことに不満げで「帰りに民謡酒場に寄ろうかな」と笑った。
喜友名は「これから民謡酒場を回って勉強したい」と述べ、山原は「民謡は沖縄の、日本の宝だ」とまとめた。番組は後日、ユーチューブで聞ける。
(関戸塩)