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沖縄1区赤嶺氏やや先行、国場氏追う 3区は島尻、屋良氏接戦 2区新垣氏、4区西銘氏勢い 共同通信情勢調査 <衆院選2024沖縄>


沖縄1区赤嶺氏やや先行、国場氏追う 3区は島尻、屋良氏接戦 2区新垣氏、4区西銘氏勢い 共同通信情勢調査 <衆院選2024沖縄>
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 共同通信が15、16の2日間に実施した情勢調査に琉球新報の取材を加味して、衆院選沖縄4選挙区の序盤情勢を探ったところ、沖縄1区で共産前職の赤嶺政賢氏(76)がやや先行し、自民前職の国場幸之助氏(51)が追う。3区では自民前職の島尻安伊子氏(59)と立民前職の屋良朝博氏(62)が接戦を展開する。2区は社民前職の新垣邦男氏(68)、4区は自民前職の西銘恒三郎氏(70)が一歩、抜けている。回答者の約2割が投票先をまだ決めていないと回答した。 

 支持政党はないとした無党派層の3~4割は、投票先を「まだ決めていない」と回答しており、浮動票の行方が勝敗の鍵を握るとみられ、27日の投開票日に向けて情勢が変化する可能性もある。

 沖縄1区は赤嶺氏が共産に加えて立民、社民など「オール沖縄」勢力を構成する政党支持層を固め、やや先行する。追う展開の国場氏は自公支持層を押さえており、40~50代からの支持が高い。無所属元職の下地幹郎氏(63)は自民の一部や維新など保守系支持層から支持を集めるも全体への広がりは弱い。参政新人の和田知久氏(64)は参政支持者以外からの支持が弱い。

 2区は新垣氏が一歩、抜け出し、自民前職の宮崎政久氏(59)が追う。維新新人の赤嶺昇氏(57)は自民支持層の約1割を取り込むも前職2氏に及んでいない。参政新人の今野麻美氏(47)は広がりを欠き、無所属新人の比嘉隆氏(47)は独自の戦いとなっている。

 3区は島尻氏と屋良氏が接戦を展開する。島尻氏は自民支持層の7割、公明支持層の6割を固めた。屋良氏は立民の9割に加えて、無党派層へも広がりを見せる。参政新人の新城司氏(46)は広がりを欠いている。

 4区は西銘氏が自公の7~8割の支持を固めて先行している。立民新人の金城徹氏(71)は立民支持層8割のほかれいわの1割弱にも広がる。維新新人の山川泰博氏(54)は維新支持層の半数しか固められていない。れいわ新人の山川仁氏(50)は共産の2割弱からも支持を得る。

(’24衆院選取材班)